かんだみょうじんもんぜんのきつね
神田明神門前の狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 神田明神の門を守る狐が奉公人に憑いて祠を建ててほしいと願い出た話と、遊女に化けた狐が大工を破滅させた話が伝わる。
- 細部
- 神田明神では、文政8年4月4日、神主の家を助けようと集まった人々の前で、連れて来られた奉公人に門を守る狐が憑いた。狐が、祠を建てれば位を得られるので祀ってほしいと告げたため、境内の門外に稲荷の祠が建てられた。別の話では、夜の護持院の原で、女の骸を借りて遊女に化けた狐が大工に言い寄った。大工は逃げ帰ったが、その後結婚して独立し裕福になった。しかし狐は妻に乗り移り、妻の座を奪った。離縁を試みると狐が正体を現し、大工は狂死した。前者は滝沢馬琴『兎園小説』1973年、後者は東随舎『古今雑談思出草紙』1977年に記録されている。
- 広まり方
- 日本随筆大成第二期(1973年)収録の兎園小説や、日本随筆大成第三期(1977年)収録の古今雑談思出草紙に記されている。
- 地域
- 東京都千代田区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ