ちののあぶらとあかりのきつね
茅野の油と灯りの狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 諏訪湖畔で語られた化かし話の数々で、油を狙われたり道を見失ったりした体験談が並ぶ。
- 細部
- 採録された話はどれも身近な出来事として語られる。油売りが急な暗がりで宿を借り、美しい娘に手を出そうとした途端に崖から転げ落ちた。油を買った帰りに田で火が灯り、火の玉となって回って消えると、油はすっかり失せていた。夜道で拾った光る玉が額に食いつき、我に返ると山の洞のなかにいた。古狐へ石を投げたら闇に閉ざされ、枯草を焚いてようやく帰り着いた。土産を狐に取られた者、油の徳利を手に結わえていたのに田へ引き込まれた者もいる。油と灯りが繰り返し現れるのが特徴である。
- 広まり方
- 1933年の『郷土研究』所収、有賀恭一の信州諏訪湖畔の狐に六件が記録されている。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ