きつねのばかし
きつねの化かし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 子どもが連れ去られ、土産の重箱が空になるなど、きつねの仕業とされる話が伝わる。
- 細部
- 車山のあたりで幼いうちに連れて行かれた人がいて、幾年もして老女の姿になって現れたという話がある。また、馬を引いて田の縁を歩く男を見かけ、化かされているのではないかと近づいてみると果たしてその通りだった、という語り口の話も残る。もう一つはイチエモンという人の体験で、嫁の実家に招かれた帰り、重箱いっぱいの土産を提げ、酒に上機嫌で夜道を歩いていた。集落のはずれの地蔵の前で女の姿に気づき、呼びかけても答えずに歩き続ける。きつねかと思って煙草を一服つけると気配は消え、地蔵の前に置いた重箱の中身はすっかり無くなっていた。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の世間話の章、きつねの話ときつねに化かされた話の項に記録がある。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ