ちくまのきつねつきおとし
千曲の狐憑き落とし
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 人に取り憑いて言動を変えたとされる狐と、それを落とすための多様な手立ての記録。
- 細部
- この地では狐が人に取り憑いた例が繰り返し語られる。憑かれた者は激しく騒ぎ立てたり、しぐさや口ぶりが普段と別人のようになったりしたという。落とす手立ては家や語り手によって幅があり、祈祷を頼む、供え物を上げる、狐の真似をする病人を煙でいぶす、あるいは叩くといった荒い方法まで挙がる。三峯や稲荷大明神から授かった御符の米を食べさせて離したという話も残る。同じ地域の複数の証言が並ぶことで、憑きもの落としが一つの型に定まらず、複数の信仰と実践が併存していたことが見てとれる。
- 広まり方
- 1988年刊『長野県史 民俗編 北信地方』第九章共同祈願の第八節、祈とう師のつきものの項に十件の証言として載る。
- 地域
- 長野県千曲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ