ちくほくのたにつらなるきつねのごこう
筑北の田に連なる狐の後光
国内
未確認生物
- どんな話か
- 蒸し暑い夏の夜、田の上に十五、六の灯りが連なって見え、狐の後光だと語られた。
- 細部
- 昔はこのあたりに狐が多く棲んでいたという。夕方になると、越という隣の集落の手前に広がる田んぼの上に、提灯の行列に似た灯りが並んで見えた。数はおよそ十五から十六ほど。風のない夏の蒸し暑い晩にはとりわけよく現れたと語られている。これは狐の仕業とされたが、狐が火を灯しているのではなく、後光が差しているのだと説明された点が特徴で、灯りの正体を火ではなく光背として捉えていたことが分かる。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、世間話のきつね火の項に記録がある。
- 地域
- 長野県筑北村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ