きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 金仙寺っ原の芝居見物で正体を現した子狐や、飼い主によい繭を運ぶ狐、巡査に化けて狐ワナを外させる狐など、秩父市に伝わる狐にまつわる言い伝え。
- 細部
- 金仙寺山門前一帯は「金仙寺っ原」と呼ばれ、ある日芝居興行の触れが回ったため見に行くと「一の谷嫩軍記」が演じられていた。直実が敦盛の首を切る場面にさしかかると、舞台の上で本物の生首が落ちるという出来事が起きた。見物人の一人が「ああ、もったいない、とうとう子狐を一匹殺してしまったか」と口にした途端、役者も舞台も消え失せ、後には芋の葉が一枚残されていたという。このほか、狐を飼うとその家によい繭が運び込まれるとも語られ、両神に住む者が金仙寺の周辺に仕掛けた狐ワナは、狐が巡査に化けてことごとく外させてしまったという話も伝わる。
- 広まり方
- 1968年刊行の『秩父民俗』に千嶋寿が発表した「金仙寺っ原の狐塚」、および1995年の『伝承文芸』に国学院大学民俗文学研究会が採録した世間話に記録されている。
- 地域
- 埼玉県秩父市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ