きつねしずめ
狐鎮め
国内
未確認生物
- どんな話か
- 狐は人に憑いたり火を放ったりするとされ、原因不明の火災が続いたため狐鎮めの祭りが行われた。
- 細部
- この土地でいう狐は、手足の爪先から人の体に入り込んで憑くとされ、出ていくときも同じ経路をたどるのだという。提灯の蝋燭が理由もなく暗くなってくるのは、狐が蝋燭を抜き取っているしるしとされ、そうした悪さをするとき狐は人の肩の上に乗って仕事をしているのだとも言われた。ほかにも石を投げつけてきたり、人のすぐそばに寄って足を爪で引っかいたりする、放火をしかけてくるといった具合に、さまざまな悪さをする存在として恐れられていた。実際にこの土地では原因のわからない火災が三度も続けて起こったことがあり、これを鎮めるため、戦勝祝賀会と称して狐鎮めの祭りを催したという。
- 広まり方
- 1922年の『民族と歴史』所収、高田十郎「西播の狐憑」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県赤穂市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ