あいかわのきつねつきおとし
愛川の狐憑き落とし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 心を病んだ者は狐憑きとされ、滝に打たせたり御嶽のおおかみさまを招いて落としたと語られる。
- 細部
- この町ではかつて、心を病んだ者を狐に憑かれたものと見なした。落とすには滝へ連れて行って水に打たせるか、御嶽神社のおおかみさまを迎えて追い出してもらうという。ただしおおかみさまが来ると容態が急に悪くなり、そのまま亡くなることもあった。死ねば狐は離れるといい、離れる際には体のどこかに穴を空けて抜け出るとまで語られた。五十代の男が体をふくらませ、腹の中を食われて空だとつぶやいて死んだ例や、婚礼の帰りに山中で夜通し迷い、晴れ着を破って翌朝ようやく帰り着いた女の例も伝わる。
- 広まり方
- 1954年の『民俗』所収、中村昌治「愛甲郡に於ける『おおかみ』の信仰」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県愛川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ