きしん
鬼神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 慶安二年、鳳来寺の伽藍跡から一尺ほどの髑髏の入った石棺が見つかり、開山に仕えた鬼の首だろうと寺僧が語ったという。
- 細部
- 三河国設楽郡にある煙厳山鳳来寺で、慶安二年のこと、かつて伽藍があったとされる跡地から一基の石棺が発見された。石棺の中を検めると、一尺ほどもある大きな髑髏が納められていた。この髑髏の由来について、寺の僧たちは、かつて開山が召し抱えていた鬼が、開山の手によって成仏させられた際の首なのだろうと語り伝えたという。開山の法力によって鬼が調伏され、その遺骸が寺の地中に長く眠っていたという由来が、石棺の発見という具体的な出来事とともに伝えられている点が興味深い。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収録された神谷養勇軒「新著聞集」に記録がある。
- 地域
- 愛知県新城市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ