きしだけくずれ
岸岳くずれ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 男子が生まれず病人が続いた家が祈祷を受けたところ、裏山の古墓を若宮として祀るよう告げられ、以来正月に参ることにした。
- 細部
- ある家では代々にわたって男の子が生まれにくく、そのうえ家族の中に病人が続くという困りごとが重なったため、心配のあまり祈祷師に見てもらうことにした。すると、裏山に位置する岸岳くずれと呼ばれる古い墓を、若宮として丁重に祀るようにというお告げを受けたという。それ以来、この家では正月を迎えるたびに欠かさずその墓へ参るようになり、日頃の挨拶も絶やさないよう気をつけて過ごしている。跡継ぎと家族の健康という二つの願いが、一つの古い墓を祀ることに託されている。
- 広まり方
- 1968年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による佐賀県東松浦郡鎮西町打上の調査記録にみえる。
- 地域
- 佐賀県唐津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ