きしぼじん
鬼子母神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 千人の我が子を養うため人間の子を奪っていた鬼子母神は、仏の戒めを受けて改心し、子育ての神になったという。
- 細部
- 一月と八月の十六日には、村の二本辻に藁づとへ入れた米や麦、菓子などを供える千匹ガユという習わしがある。これは鬼子母神に子供の健やかな成育を祈願するためのものである。鬼子母神はもともと千人もの子を持ちながら、その子らを養うために人間の子供を一日一人ずつさらっていたという恐ろしい神であった。見かねた仏様が鬼子母神自身の子を一人隠して思い知らせたところ、鬼子母神はわが子を必死に探し回り、初めて人間の親の悲しみを理解して深く反省し、以後は子育てを守る神へと生まれ変わった。それ以来、人間の子供の代わりとして千匹ガユを辻に供えるようになったのだという。
- 広まり方
- 1949年刊『民間伝承』所収、都丸十九一「道祖神と千匹ガユ」に記録がある。
- 地域
- 群馬県中之条町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ