きんせんのたいしゃく
金銭の貸借
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 借りた小銭を忘れた男が貸主の念を受けて心を病み、借財を返したところ正気に戻ったという話。
- 細部
- 玉川町の話。Dという人物が人からわずかな金を借り、そのまま返し忘れていた。返してほしいと念じる貸主の思いが伝わったのか、D氏は次第に正気を失っていった。やがてサガシに黄金の壺が埋まっていると口走るようになり、それを真に受けて探しに出向く者まで現れた。サガシをむやみに荒らすとシロノッサンに乗り移られると案じる人もいたという。最終的に今治のお不動さんに拝んでもらったところ借金の件が判明し、返済すると病は治まった。
- 広まり方
- 1975年刊『あゆみ―玉川町の民俗 愛媛県越智郡―』所収、越智忠男「木地もんの話」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ