きんぺいだぬき
金平狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道を提灯で照らして送り、大阪では商家に化けていたとも語られる人に親しい狸。
- 細部
- 松山中学へ通っていた者の話として、夜道を歩くと必ず神社の提灯が先に立って道を導いてくれたと語られる。これが金平狸の働きで、近隣の人々にもよく尽くしたため、お堂が建てられ、金平講と称して夜通しのおこもりが営まれた。もう一つの話では、大阪の惠原屋金十郎という商人のもとに修験者が宿を取ったところ、主人の挙措が妙なので風呂をのぞくと狸の姿だった。見破られた金十郎は、自分は伊予の惠原にある大宮八幡の大柏に住む金平だと明かし、郷里の者が大阪へ出たら店に寄るよう伝えてほしいと頼んだ。修験者が言づてを果たすと、信者はいっそう増えたという。
- 広まり方
- 1986年の『伊予の民俗』に載る野口光敏の四季の愛媛に、二つの話がまとめられている。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ