ふじよしだのきょうさくもつ
富士吉田の凶作物
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 夕顔やキュウリ、十六豆を栽培するのは縁起が悪いとされ、実際に作って不幸が起きた家もあったという。
- 細部
- 富士吉田市には、特定の作物を家で作ることを避ける言い伝えが残っている。新屋の集落では、ある家が夕顔を栽培したところ悪いことが起きたため、それ以来その家では夕顔を作らないことに決めたという。また小明見の集落では、夕顔やキュウリ、十六豆といった作物を植えることそのものが凶であると考えられていた。これらはいわゆる家例と呼ばれる、家ごとに受け継がれる禁忌の一種であり、なぜその作物が忌まれるようになったのか由来は明らかでないものの、実際の不幸な出来事と結びつけて語られることで、禁忌としての重みを増していったと考えられる。
- 広まり方
- 2003年刊行の『山梨県史』第一編第二章第二節「家のシンボル 家例」(服部治則)に、新屋と小明見それぞれの事例として記録されている。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ