きもん
鬼門
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 妻の知恵を隠すため首を斬った匠の妻の首が北東へ飛んだことが、鬼門の方角の由来になったという。
- 細部
- 昔、ある匠が家を建てる際に柱を一本短く切ってしまい、途方に暮れていた。困っていると女房がその場をうまく収める解決法を教えてくれたのだが、匠はその知恵が自分のものでないと知られたくないばかりに、女房の口を封じようと首を切って殺してしまった。すると切られた首は北東の方角へ飛んでいったといい、これが鬼門と呼ばれる由来になったのだという。この出来事を悼んで、今でも棟上式の際には女房を供養するために女性の道具が供えられている。
- 広まり方
- 1983年の『日本民俗学』誌、神野善治「建築儀礼と人形」に記録されている。
- 地域
- 静岡県沼津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ