きじむなー
キジムナー
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人間に化けて夫婦生活を送ったキジムナーが棲み処を焼かれ船火事で報復した話と、格上の神アカガミに蛸取りで敗れて退いた話を伝える。
- 細部
- 渡嘉敷村に伝わるキジムナーの話は二つある。ひとつは、人間の姿に化けたキジムナーが、昼間は普通の人間として夫婦の暮らしを送りながら、夜になると本来の棲み処である木の根元へ戻っていたというもので、その木の根を誰かに焼かれてしまうと、キジムナーは仕返しとして船に火事を引き起こしたという。もうひとつは、海で蛸を取っていた老婆にまつわる話で、その蛸はキジムナー蛸と呼ばれる特別な蛸であり、老婆以外には誰も取ることができなかった。そこへキジムナーが現れ、なぜお前がその蛸を取るのかと問いただしたが、老婆はアカガミという神であり自分の方が格上なのだと言い返した。納得のいかないキジムナーは蛸をめぐって争おうとしたものの、最後には自分の負けを認めて引き下がっていったという。
- 広まり方
- 1985年の『昔話―研究と資料―』所収、新城真恵「沖縄の河童か?」、および1989年の『日本民俗学』所収、辻雄二「キジムナーの伝承-その展開と比較-」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県渡嘉敷村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ