きじむなー
キジムナー
国内
未確認生物
- どんな話か
- 南城市では山辺や松明の火に現れる赤ら顔の精霊とされ、久高島では女性を誘拐する話や男女の別がある話も伝わる。
- 細部
- 南城市に伝わるキジムナーは、山辺からやって来るとされ、赤ら顔で髪を乱した姿をしているという。夜、漁師が松明を灯して舟を漕いでいると現れ、火が消えかかると松明の火をつかんで陸の奥へと逃げ去ってしまう。今でも夜になると村外れに立つ姿が見られるといい、親しくなれば必ず得をすると古くから信じられてきた。別の伝えでは、キジムナーは木の精ではなくウスクやガジュマルに憑く妖怪とされ、赤ら顔で赤い髪をしているとも、黒く小さな虫のような姿だともいう。久高島では、二匹のキジムナーに連れ去られた女性がキジムナーガマで赤土を食べさせられたが、探し回る村人の鉦や太鼓の音に驚いたキジムナーが手を放して女性は助かったという話も伝わる。ただしそれからというもの、夜ごとにキジムナーが女性を訪ねて連れ出すようになり、女性はやがて亡くなってしまったという。キジムナーには男女の別があり、それぞれ異性の人間に取りつくとも語られている。
- 広まり方
- 1963年の『沖縄民俗』に掲載された「久手堅部落調査報告」、および1998年の『南島研究』掲載の崎原恒新「沖縄の妖怪変化」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県南城市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ