きじむなー
キジムナー
国内
未確認生物
- どんな話か
- 久米島のガジュマルなどに棲む精霊で、体調不良時に忍び寄って人を圧迫するが、木を焼くと祟りを受けるとも語られる。
- 細部
- 久米島のキジムナーは、おかっぱ頭の子供のような姿をしているとされ、家の裏手から気配だけを感じさせて入り込んでくる。特に体調が優れないときに現れやすく、圧迫されて身動きが取れなくなることをウサーリンと呼ぶが、隣で寝ている人がその体を叩けば逃げていくといい、実害はないとされる。松明のような明かりを持つとも語られ、住みかはガジュマルやウスクの木で、旧暦十二月八日のムーチーの日には木にムーチーの煮汁をかけて魔除けとする。一方で、ウスクの木に住むキジムナーと親しくなり毎晩魚を分けてもらっていた男が、うるさくなって木を焼かせたところ、移り住んだ崇元寺の木を訪ねた際に目へ火をつけられ、以来子孫に目の悪い者が続いたという話や、蛸取りに出た老人がしつこいキジムナーに蛸をぶつけて以来来なくなったという話も伝わっている。
- 広まり方
- 1967年の『沖縄民俗』に掲載された「比屋定部落調査報告」、および1992年の『南島研究』掲載の原田信之「沖縄・久米島の『マー』と『カーボーザー』」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県久米島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ