けつね
ケツネ
国内
未確認生物
- どんな話か
- キツネをケツネと呼び、報恩講の油揚げを持ち帰る途中に同じ道を回らされるのはキツネの仕業とされた。
- 細部
- 越前市南中町の方言では、キツネのことをケツネと呼びならわしてきた。かつて報恩講などの集まりに顔を出すと、決まって御馳走に油揚げが添えられたという。持ち帰ろうとして家路をたどるうち、なぜか同じ道を幾度も巡ってしまい、くたびれ果ててようやくたどり着くということがあった。こうした体験は、油揚げをキツネに横取りされた、あるいはキツネに化かされて足止めを食ったのだと語られ、年長者から繰り返し聞かされる定番の話になっていた。
- 広まり方
- 1986年の『えちぜんわかさ』所収、藤本良致「福井県方言考(三)」に記録がある。
- 地域
- 福井県越前市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ