とくのしまのゆびをかむけんむん
徳之島の指を噛むケンムン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 赤い毛に覆われた子供大の姿で火の玉にもなるケンムンに引かれたら、指を噛んで抵抗するという徳之島の対処法。
- 細部
- 徳之島に伝わるケンムンは、木の上や森の中では火の玉となって現れることがあるという。人がケンムンに引かれてしまうと夢遊病者のようになってしまうが、これはケンムンが薬指をつかんで引いていくためで、このようなときは自分で薬指を噛めば離れるとされる。ケンムンそのものは赤い毛におおわれた子供ほどの大きさの妖怪で、夜道で人を迷わせるだけでなく、その姿を見ただけで命を落とした者もいるという。左手を引いて連れ去ろうとするので、その場合は自分の左手の人差し指を噛むと妖怪は離れていくと伝えられている。
- 広まり方
- 1974年の『日本民俗学』掲載、小野重朗「河童の系譜と山の神」と、1983年の『季刊人類学』掲載、吉田禎吾「クマは左利きか」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県徳之島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ