けもののごとくけはえもうすもの
獣の如く毛生え申す者
国内
未確認生物
- どんな話か
- 百姓の女房が妊娠して腹が異常に膨らみ、人面獣身の子を二つ死産した後、夫は夜ごと暴れ山伏に祈祷させた。
- 細部
- 農家の妻が、夜になると外へ出かけて行くようになった。ほどなくして妻は身ごもったが、まだ半年ほどしか経っていないうちから、臨月に近いほどまで腹が膨れ上がっていく。案じた家族が七ヶ月目に祈祷を頼んで子を流そうとしたところ、かえって産気づいてしまい、顔つきは人間でありながら体には獣のような毛をまとった子を、二体続けて死産することになった。その出来事の後、夫であった百姓は夜になるたびに荒れ狂うようになり、家では山伏を招いて祈祷を受けさせたという。
- 広まり方
- 1999年の『昔話伝説研究』に載る伊藤慎吾「宗像郡本木村妖物記」に記録されている。
- 地域
- 福岡県福津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ