まつだのくろげのけっかい
松田の黒毛のケッカイ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 全身に黒い毛が生えた人とも獣ともつかぬもので、生まれると竈を伝って屋根から逃げ出すという。
- 細部
- ケッカイと呼ばれるものは、体じゅうに黒い毛が生えており、人とも獣とも判じがたい姿をしていると語られた。生まれ落ちるとすぐにオカマサンを上って屋根へ抜け、外へ逃げ去ってしまうという。そのため取り逃がさないよう、ミヅブサの縄を切ってオカマサンを落とし、逃げ道をふさぐのだとされた。産の場にまつわる異常出生の言い伝えで、家の中の竈という具体的な場所が逃走経路として名指しされている点に土地ごとの色が出ている。
- 広まり方
- 1952年の『民俗採訪』所収、横山登美子・土谷安子「信仰その他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県松田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ