かまくらのやしきにはいるきょうちょうのとり
鎌倉の屋敷に入る凶兆の鳥
国内
未確認生物
- どんな話か
- 建久四年の正月に工藤祐経の屋敷へ見慣れぬ鳥が入り、同じ年の横死の前兆と語られた。
- 細部
- 建久四年の正月五日、工藤左衛門尉祐経の住まいに素性の知れない鳥が入り込んだ。姿は雄の雉に似ていたものの名を言い当てられる者はなく、凶事の兆しとして占いが行われ、身を慎むようにとの答えが出た。ところが同じ年の五月二十八日、祐経は曽我の兄弟に討たれて世を去る。後の世の記録者は、あの折の見慣れぬ鳥こそ横死を告げるしるしだったのではないかと書きとめており、鳥の出現を凶兆と読む考え方をよく示している。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成』第二期に収める滝沢馬琴『燕石雑志』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ