かぜのさぶろうにさらわれたこども
風の三郎にさらわれた子供
国内
未確認生物
- どんな話か
- 風の強い日に集落から幼い子供が姿を消し、後日山中で無事に見つかったことが風の三郎の仕業とされた出来事。
- 細部
- 原集落では、風の強い日に幼い子供が突然いなくなり、後になって夏坂の山中で無事に見つかった出来事が二度語られている。1910年頃の例では、五、六歳ほどの子供が姿を消し、竜ヶ森の炭山で、手ぬぐいを頬被りしたワラシがぼんやりしているところを見つけられた。もう一例は、日露戦争慰霊祭の日の強風の夕方に七、八歳の男児がいなくなり、翌日、キノコ採りの人たちが大きな切り株に座る姿を発見したもの。いずれも風の三郎にさらわれたのだと噂された。田子町旧上郷村の『上郷の民俗』(1977年、東洋大学民俗研究会)に記録されている。
- 広まり方
- 東洋大学民俗研究会『上郷の民俗』(1977年)の口承文芸の章に2件として記録されている。
- 地域
- 青森県田子町
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ