かぜんぼう
火前坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 火葬場だった鳥辺山に現れる、全身を炎に包まれた僧侶姿の妖怪。
- 細部
- 火前坊は、平安京の火葬・埋葬地だった鳥辺山(鳥部山・鳥辺野、京都市東山区)に現れる、全身を炎に包まれた僧侶姿の妖怪である。極楽往生を願って焼身供養した高僧のうち、現世への未練を残して成仏できなかった者が火の妖怪になったという。10世紀末頃、この地では高僧が自ら火を放って焚死往生を願ったとされ、その霊が僧形の怪火として現れたものが火前坊と説明される。鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』では、炎と煙に包まれた乞食坊主の姿に描かれている。別説として、江戸の地名「我善坊谷」から石燕が名を思いついた可能性も指摘されている。
- 広まり方
- 怪談集や妖怪画集を通じて広まり、鳥辺山の火葬の歴史と結びついた怪異として語られている。
- 地域
- 京都府
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ