かぜ
カゼ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 海や山での仕事中に不意の悪寒から始まり、無口になって寝込む不調を「カゼ」と呼び、ホウニンの祈祷で治すとされた。
- 細部
- 五島市では、海仕事や山仕事の最中に急に寒気を覚え、家に戻ってからも様子がおかしくなって口数が減り、やがて活力を失って床に就いてしまう状態を指す言葉として「カゼ」が使われてきた。「カゼにあたった」「カゼに会った」のように表現され、風邪という病気とは区別される。この不調は病院で診てもらっても改善せず、ホウニンと呼ばれる拝み屋のところへ足を運んで祈祷を受けることで治すものとされていた。
- 広まり方
- 1985年の『人類科学』所収、佐々木宏幹「『カゼ』と『インネン』」に記録がある。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ