かざこしとうげ
風越峠
国内
未確認生物
- どんな話か
- 月夜の峠で骨を喉に立てた狼を助けた八郎右衛門は、以後夜道を帰るたびに狼に送ってもらったという。
- 細部
- 北村の大沢に住む八郎右衛門という男が、ある月夜に石巻からの帰り道、峠にさしかかったところで狼の吠える声を耳にした。声のするほうへ近づいてみると、一匹の狼が喉に馬の骨を突き立てて苦しんでいた。八郎右衛門は、これからは馬を襲うような悪さをしないようにと言い聞かせながらその骨を抜いてやると、狼は喜んだ様子で藪の中へと消えていった。それからというもの、八郎右衛門が夜になってこの峠を通って帰るときには、決まってこの狼が姿を見せて送ってくれるようになったのだという。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の伝説:山の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県石巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ