かゆ
粥
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 上板町の長者伝説では小豆粥の供えを絶やした報いで家族が死に絶え、娘は白鼠の導きで炭焼きの妻になった。
- 細部
- 上板町にはかつて山の上に長者が住み、毎月一日と十五日には欠かさず小豆粥を供えていたと伝わる。供えた小豆粥は、翌朝には必ずきれいに食べ尽くされていたという。ところがある代になってこの習わしを絶やしてしまうと、家族が次々と亡くなり、最後には娘一人だけが残される事態になった。そんなある夜、白い鼠が娘の前に姿を現し、炭焼きをして暮らす友蔵という男の妻になるようにと告げたのだという。友蔵は貧しい暮らしをしていたが、彼の家の井戸端にはそれと知られぬまま黄金が積み上げられており、二人はやがて夫婦となったと語られている。
- 広まり方
- 『郷土研究』1915年掲載の河野芳太郎「糖が丸の長者の話」に記録された話である。
- 地域
- 徳島県上板町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ