かわうそ
カワウソ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山田地区の橋で女に化けたカワウソに驚かされた話や、橋下に棲む個体をトバスと呼んだ話などが伝わる。
- 細部
- 富山市にはカワウソにまつわる話がいくつか伝わっている。和田川の橋を渡ろうとした山田村の人が、橋のたもとで手拭いをくわえて立つ女を見かけ、声をかけたところ相手は笑って姿を消した。恐ろしさのあまり汗だくになりながら隣村まで走り抜けたといい、これはカワウソの仕業だったと村では語り継がれている。別の話では、ドブにかかる橋の下にカワウソやイタチが棲みついており、落ち着きなくうろつく個体を「トバス」と呼び、うっかり見逃すと「メトバス」と叫んで囃し立てたという。さらに、カワウソの宮と呼ばれる神社もあり、そこでは観音像が御神体として祀られていたと伝わる。
- 広まり方
- 1983年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会の富山県婦負郡山田村調査、および1998年の『とやま民俗』所収、廣瀬誠「母たちからの伝承」に記録がある。
- 地域
- 富山県富山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ