たかやましのかわうそとじぞうだき
高山市の川獺と地蔵抱き
国内
未確認生物
- どんな話か
- 30年ほど前、川獺が池の鯉を盗んだり村人を化かしたりし、帰りの遅い女工を見に行くと畑で帯を広げ地蔵を抱いていたのも川獺の仕業とされた。
- 細部
- 桐生町では、30年ほど前まで川獺による悪戯がしばしば語られていた。池で飼われていた鯉をこっそり盗んでいったり、村人を化かして困らせたりしていたという。ちょうど製糸工場が盛んだった頃、仕事を終えた女工の帰りがあまりに遅いのを心配して様子を見に行ったところ、その女工は畑の中で帯を広げ、まるで恋人でも抱くように地蔵を抱きしめていたのだという。この奇妙な行動もまた、川獺の仕業だと語られている。
- 広まり方
- 1938年の『ひだびと』掲載、代情山彦「高山の瞞され話」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ