おおずのほりばたかわうそかいい
大洲の堀端かわうそ怪異
国内
未確認生物
- どんな話か
- 城の堀端に現れ、女の顔を見せたり夜の建物で人を金縛りにしたりする仕業が語られた獣。
- 細部
- 大洲の三の丸を抜けて城へ向かう道すがら、堀の土手にかわうそがいて、蛙のような身のこなしで水へ跳び込むのを見たという話がある。塀の上から女とおぼしき顔が覗いていたのを目撃した者もいた。ある道場では合宿中の夜に物音や人声がして、朝になるとびんづけが失せており、これもかわうその仕業とされた。三の丸の裁判所で宿直した者は、杭を打つような音を聞いたり、寝ている胸元を押さえつけられて起き上がれなくなったりしたという。語り手自身も大正十五年の秋に同じ経験をしている。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』に載る橋村寿「怪談ばなし」に収められている。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ