ななおのひとをばかすかわうそ
七尾の人を化かす川ウソ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道で人を化かして道に迷わせたり、相撲を挑んだり、提灯の火を消したり、油揚げを盗んだりするという。
- 細部
- 七尾市に古くから伝わるカワウソの怪異談。夜遅く家路をたどる者が方向感覚を失い、いくら歩いても自分の村にたどり着けなくなる話や、見知らぬ相手と延々と相撲を取らされ、我に返ると相手は松の木だったという話が伝わる。提灯を頭で突き上げて火を消してしまうこともあるといい、これを防ぐには赤い提灯や角燈を持つとよいとされた。ほかにも、重い荷を引かされたり、油揚げや魚を盗まれたり、川に引き込まれて橋の下を行き来させられたりと、いたずらの種類は多岐にわたる。酒に酔った者が水辺で倒れて死ぬのも、カワウソに相撲で押し倒されたためだと語られている。
- 広まり方
- 1938年の『金沢民俗談話会報』に、南榮三が「川うそ」の伝承として多数の実例を報告している。
- 地域
- 石川県七尾市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ