くれのしろぼうずにばけるかわうそ
呉の白坊主に化けるカワウソ
国内
未確認生物
- どんな話か
- カワウソは雨の夜だけ現れ、脚を継ぎ足して大きな白坊主に化けるため、地上三尺を殴れば正体を暴けるという。
- 細部
- 呉に伝わるカワウソの話である。この生き物が姿を見せるのは雨の降る夜に限られるとされる。脚に継ぎ木をして身の丈を六尺ほどまで伸ばし、真っ白な坊主の姿に化けて通行人を脅かすのだという。厄介なのは、普通に殴りかかっても継ぎ足された脚の部分を叩くだけで、正体を打ち崩すことができない点である。そこで言い伝えられているのが、白坊主に行き会ったなら地面から三尺の高さを狙って打てという対処法であり、そこにこそ本来のカワウソの体があるからだと説明される。化け方だけでなく、見破り方や撃退の急所までが具体的に伝わっている点が、この話の特徴といえる。
- 広まり方
- 1928年の雑誌『民族』所収、菅多計「河童俗伝」に記録されている。
- 地域
- 広島県呉市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ