はくさんしのこぞうにばけたかわうそ
白山市の小僧に化けたかわうそ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夏の夕暮れ、魚を持った女に着物姿の小僧がついてきて抱きついた、かわうそが化けたという話。
- 細部
- ある夏の日、日が暮れてから40歳くらいの女が魚を手にして濁澄橋を渡っていた。すると碁盤縞の着物を着た小僧がどこからともなく現れてあとをついてくる。女が振り向くと、小僧はいきなり後ろから抱きついてきたという。驚きながらも歩き続けるうち、途中で知人に出会って立ち話をしていたところ、いつの間にか小僧の姿は消えていた。この一連の出来事は、川に棲むかわうそが人に化けて起こしたものだと語られている。魚を持ち歩く者が川辺で化かされるという、かわうそ話の典型的な一例といえる。
- 広まり方
- 1929年の『民俗学』所収、藤井春洋「気多通信(一)」に記録がある。
- 地域
- 石川県白山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ