かわたろう
河太郎
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川に棲む河太郎は人や牛馬を水中に引き込んで血を吸うとされ、独特の臭気を持つコブシの木の竿を近づけると避けると信じられた。
- 細部
- 河太郎は水辺に潜み、通りかかった人間や牛、馬を水中に引きずり込んでは尻から生き血を吸うとされる恐ろしい存在で、水にまつわる事故はすべてこの河太郎の仕業と考えられていた。ところが筏を操る竿にコボセ、すなわち辛夷の木を用いると、その木特有の臭気を河太郎が嫌って近寄らないという。そのため筏乗りたちは水難よけの守りとして、あえてコボセの竿を選んで使っていた。道具の選び方一つにも、水辺の危険な存在への警戒が反映されている。
- 広まり方
- 1986年の『近畿民俗』所収、西浦左門「丹波美山暮らしの歳時記・補遺」に記録がある。
- 地域
- 京都府南丹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ