せいよのかわそはしもどり
西予のかわそ橋戻り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 急病の娘のもとへ急ぐ老人が、同じ橋の場所へ何度も戻されて化かされたという体験談。
- 細部
- 明治三十年ごろ、坂戸に住む老人のもとへ、小原へ嫁いだ娘が急病だという知らせが届いた。使いの者が先に戻ったので老人は少し遅れて出立したが、清沢の橋を渡ってしばらく歩くと、いつの間にか元の橋のたもとへ立っている。何度も同じことが起き、これはかわそに化かされたのだと悟った老人は、腰を下ろして煙草をつけた。やがて製糸工場の汽笛が遠く鳴り響き、これでもう大丈夫だろうと歩き出すと、今度はまっすぐ小原へ着いたという。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』に収められた橋村寿「怪談ばなし」に記されている。
- 地域
- 愛媛県西予市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ