あちのかわでこをひくかわらんべ
阿智の川で子を引くカワランベ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川で子を引き込むとされた水の怪で、姿の説明も水浴びを禁じる日も語り手ごとに異なる。
- 細部
- 盆の十六日以降や旧暦の七夕、雨の日に水を浴びれば引き込まれる、一人で川へ行けばつかまる、といった戒めが幾通りも伝えられ、シンノコを抜かれるとも言われた。夕方遅くまで川で遊ぶ子は、引かれるぞと脅された。姿の説明も一定せず、甲羅のない黒い亀のようなものとも、頭に皿と背に甲羅を備えた獣とも、狐や川獺に似て夜だけ動くともいう。川みさきの名でも呼ばれ、阿知川でその声がホーイと響く夜には人死にや身投げがあるとされた。
- 広まり方
- 1981年の『常民』に載る中央大学民俗研究会の阿智村伍和地区調査報告書に十例、1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信の章に一例がある。
- 地域
- 長野県阿智村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ