かわのひと
川のヒト
国内
未確認生物
- どんな話か
- 旅人が見た夢のお告げで、五月節供に川の主へさらわれる我が子をチマキ餅で救い、供える風習が始まったという。
- 細部
- 山に宿をとった旅人が、モミの木とその隣に生える木が語り合う声を夢の中で聞いた。木々は「村に子どもが生まれたが、来たる五月節供の日に川のヒト、いわゆるヒョウスボにさらわれてしまう。どうすれば助けられるか」「節供のチマキ餅をまけば助かるだろう」と話していたという。目覚めて村へ戻ってみると、生まれていたのは他でもない自分の子どもであった。木の教えのとおりにチマキ餅を用意すると、ヒョウスボはそれを食べて満足し、子どもは難を逃れることができた。この出来事をきっかけに、この土地では五月節供になるとチマキ餅を水の神に捧げたり、川へ投げ入れたりする習わしが今も守られている。
- 広まり方
- 1965年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による宮崎県東臼杵郡西郷村の調査記録に残る。
- 地域
- 宮崎県美郷町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ