くりはらのらくじょうざむらいとかためのふな
栗原の落城侍と片目の鮒
国内
未確認生物
- どんな話か
- 築館の侍が落城の際に傷ついた目を洗った故事から片目の鮒が伝わり、県内他地域にも同様の片目の魚の話が残っている。
- 細部
- 築館に伝わる話によると、かつて城が落ちたときに目を負傷した一人の侍が、この地の水辺でその傷ついた目を洗ったことがあったという。以来、そこに棲む鮒には片目のものが多いのだと伝えられている。同じような隻眼の魚の話は栗原市にとどまらず、古川市敷玉の大坊沼や登米郡中田町の上沼的沼にも片目の鮒の話が伝わっており、刈田郡蔵王町円田の久保川では魚種は違うものの片目のカジカにまつわる話が残っているという。一つの土地の言い伝えにとどまらず、片目の魚という共通したモチーフが県内の複数の水辺に分布していることがうかがえる。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・水の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ