かためのどじょう
片目のどじょう
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 金目当てに池へ沈められた片目の僧の恨みで、池のどじょうはみな片目になったという。
- 細部
- 一太郎という乱暴者が村を出て旅に出た。十年以上たって戻ってきたときには僧形になっていたが、争いがもとで片方の目を失っていた。いくらか金を持っていたためにそれを狙われ、村人の手で池へ投げ込まれて溺れ死んだ。それ以来、この池に棲むどじょうはことごとく片目になったといい、両目のそろったものを放してもやがて片目になってしまうと伝わる。共同体が犯した罪の記憶が、池の生き物の異常という形で消えずに残る話である。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、その他の伝説の片目のどじょうの項に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ