かたばあし
片葉葦
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 片葉葦になった理由には、小町の袖が触れたため、道を教えたため、怨霊の祟りのためなど諸説ある。
- 細部
- 片葉葦と呼ばれる、葉が片側にしか生えない葦については、なぜそのような姿になったのかをめぐって複数の言い伝えが残されている。一つには、小野小町の着物の袖がその葦に触れたことで片側の葉が落ちてしまったという説明がある。また、道に迷った小町にどちらへ進むべきかを教えるため、葦みずからが片側だけに葉を残して方向を示したのだという説もある。さらに、非業の死を遂げた小町の怨霊が祟りをもたらし、その影響で葦の形が変わってしまったのだとする説も伝わっている。一つの現象に対して由来の異なる複数の説明が並び立っている点が、この言い伝えの特徴といえる。
- 広まり方
- 1981年の『伝承文学研究』所収、水野道子「米沢市における小町伝説」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ