かたあししょうろう
片脚上臈
国内
未確認生物
- どんな話か
- 片脚だけの高貴な女性の姿で現れ、紙緒の草履の片方を奪うとされる山の妖怪。
- 細部
- 愛知県八名郡山吉田村(現在の新城市)の山中に伝わり、姫上臈とも呼ばれる。栃の窪からハダナシ山にかけて、片脚だけの高貴な女性、すなわち上臈の姿で現れ、紙緒の草履を履いた者から片方を奪う。子宝祈願の滝へ向かう際、不妊の女性が阿寺の七滝の子抱き石へ参る習わしとして紙緒の草履を履き、その道中で片方を取られた話が残る。猟師が水を飲む間に置いた獲物を奪うこともあり、銃と山刀を交差させて置くと避けられるまじないになった。早川孝太郎「猪・鹿・狸」(『世界教養全集』21巻、平凡社、1961年)に記録されている。
- 広まり方
- 山仕事や滝参りの習俗と結びついた地域の言い伝えとして口承で伝わった。
- 地域
- 愛知県(旧・山吉田村)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ