かそうしたけむり
火葬した煙
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 火葬の煙は故人の家のほうへ流れていくものだといわれ、実際に見たという証言がある。
- 細部
- 滝本福之氏が四、五歳のころ、母親が亡くなった。西の岡で荼毘に付しているとき、立ちのぼる煙が実家のほうへ向かって流れていくのを見た記憶が今も残っているという。この土地では、火葬の煙は家へ帰るものだと言い伝えられている。煙の向きという偶然に左右される現象を、死者が我が家へ立ち寄る姿として読み解く発想であり、葬送の場でその言い伝えが実際の目撃によって裏づけられていく様子がうかがえる。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ