かしわ
カシワ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 滝戸山の洞穴に棲むカシワは娘に化けて葬式の死体を狙い、住職が印を結んで撃退したと伝わる怪物。
- 細部
- 甲府市中道町の滝戸山にある仏沢には、カシワの巣と呼ばれる洞穴があり、そこにカシワという怪物が棲んでいたという。カシワはきれいな娘の姿に化けて人里に現れ、葬式で出た死体を奪って食べていたと伝えられる。あるときビイゲ院の住職のもとを訪れ、明日行われる葬式の仏をよこすよう求めたが、住職が断ると力づくで持ち去ると言い残して立ち去った。翌日、実際に葬式の最中にカシワが現れて死体を抱えて宙へ逃げようとしたため、住職が印を結んで祈祷すると、カシワは山へ落ちていった。それ以来、この怪物の姿は見られなくなったという。
- 広まり方
- 1984年刊『右左口の民俗―山梨県東八代郡中道町右左口地区―』の「口承文芸」の項、東洋大学民俗研究会の調査に記録がある。
- 地域
- 山梨県甲府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ