かしこぶち
賢渕
国内
未確認生物
- どんな話か
- 賢渕の主である大蜘蛛が釣り人の脛に糸を付け続け、柳ごと淵に引きずり込んで賢いと鳴いたという地名由来。
- 細部
- この淵のヌシは大蜘蛛だという。岩の上で釣り糸を垂れていた男の脛に、蜘蛛が何度も粘つく糸のようなものを付けてきたので、男はそのたびにそれをぬぐい取ってはそばの柳の大木になすりつけていた。これを繰り返すうち、ついに柳の大木は根こそぎ淵の中へ引きずり込まれてしまい、淵の底から「賢い、賢い」という声が響いたという。この出来事から賢淵と呼ばれるようになった。なお、別の淵に棲む鰻と戦って勝ったのはこの蜘蛛であろうともいわれている。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説・水の部および妖怪変化・幽霊の事例篇に記録されている。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ