えだをおとしてねつびょうをだしたかし
枝を落として熱病を出した樫
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 畑の日陰を嫌って樫の木の枝を切った老翁が、瘧(おこり)を患ったことから霊木として恐れられた。
- 細部
- 府中の村の老翁は若い頃、畑に陰ができるのを嫌い、樫の木の枝を切り落とした。するとほどなく、瘧(おこり)という周期的に発熱する病を患った。それ以来、この木に手を加える者はいなくなり、樫は霊のある木として人々に恐れられるようになった。枝を落とした行為の後に病を得た出来事が、木を傷つけない慣わしにつながっている。府中市府中町の話として、高橋文太郎が『旅と伝説』1929年の「武蔵野の樹木信仰をたづねて」に記録している。
- 広まり方
- 旅と伝説(1929年)掲載「武蔵野の樹木信仰をたづねて」(高橋文太郎)による。
- 地域
- 東京都府中市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ