やまきたのかしゃのひつぎさらい
山北のカシャの棺さらい
国内
未確認生物
- どんな話か
- 坂に現れて葬列の棺を奪い去り、平らな場所まで運んで食ったと語られる怪。
- 細部
- ヰドジリと呼ばれる坂には、カシャが出たという。この者は葬列を狙い、運ばれていく棺を宙へ持ち上げてさらってしまう。奪った棺はブッチェの平という場所まで運ばれ、そこで中身が食われたと語られた。葬送の途上こそ死者がもっとも危うい状態にあるという考え方を背景にした話で、坂や平地といった具体的な地点と結びつくことで、葬列を出す際に警戒すべき道筋を示す働きも持っていたとみられる。
- 広まり方
- 1952年の『民俗採訪』所収、小林梅次「玄倉」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県山北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ