ぞうじょうじのこうそうをむかえにきたかしゃ
増上寺の高僧を迎えに来た火車
国内
未確認生物
- どんな話か
- 増上寺の高僧が入滅の日を予告して人を集めると、雲の中から火車が現れ、これに乗って西方へ飛び去ったという話。
- 細部
- 増上寺のある高僧が、今日この身が入滅すると告げて人々を集めたところ、雲の中から火車が姿を現した。高僧は団扇でこれを招き寄せると、乗り込んでそのまま西方へと飛び去っていったという。別の話では、音誉上人のもとに死の前年から火車が迎えに来たが、上人はもう少し衆生を導きたいと願い出て翌年の同じ日に再び来るよう求めると、火車は姿を消し震動や雷鳴もぴたりと止み、上人は約束通り翌年その日に亡くなったと伝わる。
- 広まり方
- 神谷養勇軒「新著聞集」と菱川師宣「江戸雀」(いずれも『日本随筆大成』第二期、1974年)に記されている。
- 地域
- 東京都港区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ