かしゃ
火車
国内
未確認生物
- どんな話か
- 加須市の妙願寺村で、ある人が『火車が来る』と叫んで道に倒れたのち病みつき、下半身が腐って十日ほどで亡くなり、近所にはその家が燃えて見えたという。
- 細部
- 武州騎西の近くにある妙願寺村でのこと、ある人が突然道に飛び出し、『火車が来る』と叫んで倒れた。その後この人は病みつき、下半身が腐って十日ほどで息を引き取ったという。近所の人々の目には、そのころその人の家がまるで火に包まれて燃えているかのように見えたと伝えられている。火車は、悪事を重ねた死者の亡骸を奪いに来るとされる妖怪であり、この話でもその名が叫ばれた直後から凄惨な出来事が起きている。江戸時代の随筆に書き留められ、後世に伝わった一話である。
- 広まり方
- 『新著聞集』(神谷養勇軒)に記された話で、1974年刊『日本随筆大成』第二期に収録されている。
- 地域
- 埼玉県加須市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ