かりとさま
かりと様
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 地中の「かりと」を掘ろうとした村人が歯痛に見舞われ石碑を建てて祀った、歯痛に効くとされるかりと様には火の霊が出たとの話も伝わる。
- 細部
- 地中から何かが現れたので村人がこれを掘り出そうとしたところ、急に歯が痛みだしてしまったという。そのため掘り出すのをやめ、代わりに石碑を建てて手厚く祀ることにした。これが、かりと様と呼ばれるようになったいわれである。歯痛に効き目があるとされ、歯痛のために不覚を取ったという今川方の武将の墓であるとも、あるいはその武将の具足を埋めた場所であるともいわれている。また、この石碑からは毎日のように大きな火の霊が現れていたとも伝えられているが、二、三年ほど前からは、その火の霊はぱったりと出なくなったのだという。
- 広まり方
- 1932年の『旅と伝説』に掲載された「かりと」に、これらの話がまとめて記録されている。
- 地域
- 愛知県名古屋市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ